医療法人社団清冨会 サンポプラ病院は
山口県宇部市にある腎臓内科の専門病院です。

〒755-0013 宇部市明治町1-7-7 TEL:0836-21-2864
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サンポプラ病院 内科・腎臓内科・循環器内科

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腎臓の病気についてご存じですか?

腎臓Q&Aイメージ

腎臓の働きが悪くなると、透析や循環器系の合併症(脳卒中や心臓病など)など生命に影響することに繋がりますが、早めの治療や生活習慣の改善によって悪化を予防することができます。

腎臓は自覚症状が少ないため、定期的な検査が欠かせません。尿たんぱくや血清クレアチニン値などの検査で腎機能がわかります。

Q.CKD(慢性腎臓病)とはなんですか?

A.①尿検査で蛋白尿、尿潜血、肉眼的血球がある、あるいは画像検査(エコー、CT)で腎臓に異常が認められる。

  ②血液検査で腎機能が60%以下[糸球体濾過率(GFR)<60ml/分/1.73㎣(体表面積)]これらのいずれかが3ヶ月以上にわたって見られる場合をCKD(慢性腎臓病)といいます。

 

CKDは国民病です。日本腎臓学会は成人の10人に1人(約1300万人)がCKDであると発表しました。年齢とともにこの腎臓病は増え70歳台では3人に1人、80歳台では2人に1人となります。高血圧や糖尿病を放置しているとCKDになる危険が高いのです。

Q.どんな原因でCKDは起こるのですか?

A.糖尿病がCKDの原因としては一番多く、次に慢性糸球体腎炎、 高血圧と続きます。いずれも原因疾患の治療が重要ですので、かかりつけ医と相談し、腎機能が悪くなった場合はすぐに腎臓専門医を受診してください。

Q.CKDを予防するために気を付けたいポイントとは?

A.大切なのは、以下の点です。

 1.塩分を控えたバランスのよい食事

    塩分をとりすぎると血圧が上がります。

 2.歩行などの有酸素運動を取り入れる

    適度な運動は肥満や生活習慣病の予防に効果的です。

 3.血圧を適正に保ちましょう

    高血圧は動脈硬化を引き起こし、腎臓の血流を悪くして腎臓の

    働きを低下させます。

CKDは放置して、腎機能がさらに低下すると、
代替療法(透析等)が必要な腎不全まで進行するだけでなく、心筋梗塞や脳卒中などを発症する危険性も高くなることがわかってきました。

日常生活が大きく制限される可能性があり、十分な注意が必要です。

腎臓Q&Aイメージ2

Q.もしCKDと言われたらどうしたらよいですか?

A.自覚症状がなくても、治療を続けること、また、かかりつけ医に専門医の受診を勧められたら、必ず受診しましょう。

Q.腎代替療法とはなんですか?

A.腎臓のかわりをする治療には3つあります。

 1.腹膜透析(主に家で行う透析)

 2.血液透析(主に病院で受ける透析)

 3.腎移植

 長所短所はありますが、いずれも社会復帰を目的としています。十分な説明を聞き、自分の生活スタイルや残っている腎機能により選択します。

 

 CKDは、早期発見で適切な治療をすれば、悪化を防ぐことができます。また、進行させないことが何よりも大切です。この機会にぜひ、ご自身の腎機能をチェックしてみてはどうでしょう?